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デンソーがイビデンに120億円出資、次世代排気システムを開発へ製造マネジメントニュース

デンソーとイビデンは、次世代排気システムを含めて、多様化するパワートレインに対応するための開発体制を構築するために協業すると発表した。両社は資本業務提携契約も締結し、デンソーがイビデンが金庫株として保有する自己株式を約120億円で取得することで合意している。

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 デンソーとイビデンは2017年4月27日、次世代排気システムを含めて、多様化するパワートレインに対応するための開発体制を構築するために協業すると発表した。両社は資本業務提携契約も締結し、デンソーがイビデンが金庫株として保有する自己株式を約120億円で取得することで合意した。これによりデンソーのイビデンの持ち株比率は5.48%となる。

 両社は、自動車を中心とした環境規制のさらなる強化と次世代自動車に対応した「自動車機能製品」「将来モビリティ製品」「その他次世代製品」を共同で開発する。イビデンは取得した約120億円について、2017年5月〜2021年4月にかけて、「自動車機能製品」に65億円、「将来モビリティ製品」に40億円、「その他次世代製品」に約14億円を投資する方針だ。

 自動車排気系を中心とした「自動車機能製品」では、イビデンの強みである高性能なセラミック材料と、デンソーの強みである吸気、点火、排気全ての過程で製品を開発・提供していることによるシステム目線での製品開発力を生かす。両社のシナジー創出によって、高性能かつシンプルで低コストな排気システムを開発し、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドなど多様化する内燃機関に対応していく。

 「将来モビリティ製品」や「その他次世代製品」については新たな価値の創出を目指し協業を検討いくとしている。

 イビデンは、PCやスマートフォン向けの基板を扱う「電子事業」と、ディーゼル車向けのDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を主力製品とする「セラミック事業」などを展開している。しかし、PCやスマートフォン市場の減速によって電子事業が厳しい状況にあり、新たな柱となる事業の構築に向け2017年度から研究開発投資を増額している。今回のデンソーとの協業はその一環となる。

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