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自律搬送ロボット開発企業へ出資、介護・医療業界の市場拡大を狙う医療機器ニュース

NECネッツエスアイは、自律搬送ロボット開発企業のSaviokeへの出資を発表した。既に導入が始まっているホテル業界だけでなく、介護・医療業界や卸売・小売業、製造業などへの市場拡大を狙う。

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 NECネッツエスアイは2018年7月19日、自律搬送ロボット開発企業のSaviokeへ出資したと発表した。オープンイノベーションの推進を目的とするCVC(Corporate Venture Capital)ファンド「ネッツ・イノベーション・ベンチャー有限責任事業組合」を通じての出資になる。

 Saviokeは、人と協働できる自律搬送ロボットを開発・展開しているアメリカの企業。主力製品のデリバリーロボット「Relay」は、2014年にアメリカのホテル市場で導入が始まり、ゲストルームへの軽食、飲み物、アメニティーなどの配送サービスで活用されている。日本では2017年7月に品川プリンスホテルが採用し、NECネッツエスアイが導入に必要なインフラ構築からロボットのレンタル・運用・メンテナンスまでを提供している。

 今回の出資で連携を強化し、ホテル業界だけでなく介護・医療業界や卸売・小売業、製造業などの新市場への拡大を目指す。特に病院や介護施設において、医療品や検体など秘匿性の高い搬送用途に対応する機能拡張を図る。また、ロボット制御のデファクトスタンダードとなるROS(Robot Operating System)エンジニアの育成強化も目指すとしている。

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病院での搬送ロボット利用イメージ 出典:NECネッツエスアイ

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