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TSN対応FA製品が市場投入へ、三菱電機が「CC-Link IE TSN」対応102機種を5月にFAニュース(1/3 ページ)

三菱電機は2019年3月7日、産業用ネットワークの新規格「CC-Link IE TSN」に対応したFA製品群102機種を発表した。2019年5月から順次製品投入を開始する。

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 三菱電機は2019年3月7日、産業用ネットワークの新規格「CC-Link IE TSN」に対応したFA製品群102機種を発表した。2019年5月から順次製品投入を開始する。

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三菱電機が投入する「CC-Link IE TSN」対応製品群(クリックで拡大)

「CC-Link IE TSN」対応FA機器群を102機種投入

 「TSN」とは「Time Sensitive Networking」で、イーサネットをベースにしながら時間の同期性を保証しリアルタイム性を確保できるようにしたネットワーク規格である。特徴として、物理層などはそのままに、時刻同期や優先的に通すデータを制御する機能などを加えることができ、リアルタイム性の確保が可能である点などがある。IEEEなどでいくつかの規格で定義されている。

 2018年11月にCC-Link協会がこのTSNを採用した産業用ネットワーク規格「CC-Link IE TSN」を発表※)。時分割機能により異種ネットワークを同一配線で混在させることが可能である点、タイムスタンプを自動的に付与できるという点、高速性能などの新たな特徴を実現している。

※)関連記事:TSN対応のCC-Linkが登場へ、時分割で異種環境差を吸収しスマート工場化を加速

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三菱電機 FAシステム事業本部 機器事業部長の三条寛和氏

 三菱電機では新たに、この「CC-Link IE TSN」に対応したFA機器の一連のラインアップを投入する。PLC、サーボアンプ、ロボット、表示器、インバーター、CNCなどのFA(ファクトリーオートメーション)製品、計102機種を2019年5月7日から順次発売する予定である。

 三菱電機 FAシステム事業本部 機器事業部長の三条寛和氏は「TSN対応機器は徐々に市場に出つつあるが、FA製品として一連のラインアップをそろえて市場投入するのは三菱電機が初めてのこととなる。『CC-Link IE TSN』は工場内ネットワークとしてコスト面でもエンジニアリング面でも大きな利点を持つと考えている。三菱電機としてスマート工場のトータルソリューションとして『e-F@ctory』を推進しているが、その1つの要素として提案を進めていく」と新規格にいち早く対応した利点について述べている。

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三菱電機が発売する「CC-Link IE TSN」対応の製品群(クリックで拡大)出典:三菱電機
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