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パナソニック、日欧2工場のCO2実質排出量ゼロを達成製造マネジメントニュース

パナソニックは、再生可能エネルギー発電設備の導入や再生可能エネルギー由来電力の調達などにより、2019年1月に日欧2工場で同社初の二酸化炭素実質排出量ゼロを達成したと発表した。

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 パナソニックは2019年2月28日、パナソニック エコテクノロジーセンター(PETEC)とパナソニック エナジーベルギー(PECBE)において、同年1月に同社初のCO2ゼロ工場を達成したと発表した。

 同社は環境経営における長期ビジョン「パナソニック環境ビジョン2050」を2017年6月に策定。2050年に向けた環境経営の目指す方向を明確に定めて活動を推進している。活動の1つとして工場の操業でCO2を排出しない「CO2ゼロの工場づくり」に取り組んでいる。

 このような中、家電リサイクル工場のPETECと乾電池工場のPECBEにおいて再生可能エネルギー由来電力の調達、化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットの活用などにより、CO2ゼロ工場を日欧2工場で達成した。

 これらの取り組みに加え、PETECは太陽光発電システムの導入、PECBEは工場敷地内に高さ100mの風力発電システムの導入や化石燃料使用ボイラーの省エネタイプへの変更により、CO2排出量を実質ゼロにした。

 CO2削減量は、両工場合わせて約5000トンになったという。同社は2工場をCO2ゼロ工場の先行モデル工場とし、培った取り組みを今後は順次、他の工場に展開する予定だ。

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