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マルチフィジックス解析ソフトとのインタフェースプロダクトを発売CAEニュース

プロメテック・ソフトウェアは、粒子法理論に基づく流体解析ソフトウェア「Particleworks」とマルチフィジックス解析ツール「ANSYS」とのインタフェースプロダクト「Particleworks for ANSYS」を発売した。

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 プロメテック・ソフトウェアは2019年7月25日、粒子法理論に基づく流体解析ソフトウェア「Particleworks」と、マルチフィジックス解析ツール「ANSYS」とのインタフェースプロダクト「Particleworks for ANSYS」を発売した。

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ANSYS Workbench上のParticleworksメニュー(クリックで拡大) 出典:プロメテック・ソフトウェア

 Particleworksは、直観的なGUIで複雑な流体現象をシミュレーションする粒子法(MPS法)に基づくメッシュフリー流体解析ソフトウェアだ。

 Particleworks for ANSYSは、高速シミュレーションツールを提供するために開発された。これにより、Particleworksは、ANSYS Workbench環境に統合される。また、ANSYSのシミュレーション機能と組み合わせることで、より現実的な事象の理解を促進し、製品設計の質の向上が期待できる。例えば、流体圧力による構造変形計算、熱伝達係数を使った熱応力計算などの連成機能が可能になる。

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Particleworksの流体解析からANSYSの伝熱解析までのシミュレーションフロー(クリックで拡大) 出典:プロメテック・ソフトウェア

 加えて、ParticleworksをANSYS Mechanicalと連成させることにより、自動車のe-Driveシステムや内燃機関の冷却の計算が可能だ。Particleworksの流体解析で算出された熱伝達係数などをシームレスにANSYS Mechanicalに転送すると、ANSYS MechanicalはParticleworksから受け取った境界条件を使用して、モーターやバッテリー、ピストンなどのオイル冷却の効率を考慮して温度や応力を正確に予測する。

 さらに、Particleworksは、タンク内の燃料などのスロッシングによって発生する圧力など、過渡的なプロセス中の圧力分布を伝達する。このような時間依存の圧力分布は、Particleworksの流体解析結果からANSYS Mechanicalにマッピングされ、流体挙動の影響による動的荷重を考慮した構造解析を可能にする。

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