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東芝の“誰でも作れるIoT”が人気、目標の2倍ペースで問い合わせ製造業IoT

東芝デジタルソリューションズ(TDSL)は、プライベートイベント「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR 2019」(2019年11月7〜8日)を都内で開催。2019年11月5日に発表した「ifLinkオープンコミュニティ」や同コミュニティーの中心となる技術である「ifLink」について紹介した。

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 東芝デジタルソリューションズ(TDSL)は、プライベートイベント「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR 2019」(2019年11月7〜8日)を都内で開催。2019年11月5日に発表した「ifLinkオープンコミュニティ」(※)や同コミュニティーの中心となる技術である「ifLink」について紹介した。

(※)関連記事:東芝が“真にオープン”なIoT団体設立、「誰でも作れるIoT」に向け100社加入へ

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多くの来場客を集めた「ifLinkオープンコミュニティ」を紹介するコーナー(クリックで拡大)

IoTをとにかく簡単に使えるようにする「ifLink」

 「ifLink」は、東芝デジタルソリューションズが独自開発したIoT(モノのインターネット)プラットフォームで「ドアが開いたら(IF)、ライトが光る(THEN)」のように、IF-THEN型の設定でスマートフォン端末につながる機器同士を結び、動作させることが可能である。プログラミングが不要で接続できればスマートフォン端末で設定できるようにしたことが特徴で、ITの専門知識を持たないユーザーでも活用できる。

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ifLinkの仕組み(クリックで拡大)

 「ifLink」で利用促進に工夫した点が「IF」と「THEN」を示すカードを用意したという点である。「ifLink」アプリをダウンロードしたスマートフォン端末で、「IF」と「THENS」の2つのカードを撮影すると、自動的に「IF-THEN」が設定。それぞれ接続しているデバイスを選択するだけで簡単にプログラム作成が可能となる。

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スマートフォン端末でカードを作成するだけで画面下部のように「IF」と「THEN」の条件が設定できる(クリックで拡大)

 簡単な設定は、既に用意されているIoTレシピとデバイスを選択するだけでも設定可能である。ifLinkの開発に関わった東芝デジタルソリューションズ ICTソリューション事業部 参事の吉本武弘氏は「とにかく簡単にIoTが使えるということを目指して開発した。技術的に特別優れているということはないが、誰でも簡単に使えるということについては徹底的にこだわった」と述べている。

コミュニティーには200社以上が賛同を検討

 同社ではこの技術を核とし、利用用途を広げIoTの世界を広げていくためにオープンコミュニティー化を推進。2020年3月末をめどに一般社団法人として東芝から独立した運営団体を作る方針を示している。

 コミュニティー設立を発表後の反応について、吉本氏は「発表後、非常に多くの問い合わせをいただいている。2020年3月までに100社の参加を目指していたが、既に200社以上が賛同に前向きな状態である」と述べている。

 参加を希望する企業は「ifLinkに接続するデバイスメーカーの他、ifLinkを活用したIoTサービスを展開するシステムインテグレーター、ifLinkと接続を可能とするアプリ内のマイクロサービスを開発する開発ベンダーなどの比率が高い」(吉本氏)としている。

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コーナーではさまざまなレシピを紹介(クリックで拡大)

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