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HACCP支援サービスを提供開始、食品流通小売事業者や外食事業者向け製造ITニュース

パナソニック産機システムズは、食品流通小売事業者や外食事業者向けに、HACCP支援サービス「エスクーボフーズ」を2020年6月1日より提供する。クラウドやタブレット上のアプリケーションを活用し、記録作業、運用管理作業の負担を低減できる。

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 パナソニック産機システムズは2020年2月7日、食品流通小売事業者や外食事業者向けに、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point、危険要因分析重要管理点)支援サービス「S-cubo Fs(エスクーボフーズ)」を同年6月1日より提供すると発表した。クラウドやタブレット上のアプリケーションを活用し、作業者の記録作業、管理者の運用管理作業の負担を低減できる。

 同年6月に施行される改正食品衛生法により、全ての食品等事業者がHACCPに沿った衛生管理に取り組む必要がある。多店舗展開する商品流通小売事業者や外食事業者では、HACCPの導入から運用までを全事業所において継続的に管理しなければならないため、大きな負担となる。

 同サービスは、こうした課題を解決するため、HACCPに沿った衛生管理を効率化することを目的に開発。HACCPに沿った衛生管理に必要とされる文書や帳票の作成、運用実績の記録を支援する。

 具体的には、従業員の健康状況や施設の衛生状況、温度データ、調理時の芯温データなど、HACCP対応に必要なデータをクラウドに収集する。これにより、施設管理者や品質管理者がインターネットを通じて一元管理できるようになる。

 紙帳票で記録していた従来の作業を、タブレット端末で代替することで省力化できる。管理者はインターネットを通じて各事業所のデータを確認し、HACCP運用管理に必要な承認や検証作業ができるようになる。価格はオープンで、サービス内容や施設数によって異なる。

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