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4月27日から自動車メーカーは休業状態に、新型コロナの感染拡大防止で製造マネジメントニュース

日系自動車メーカー各社が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により国内拠点の生産調整や休業を相次いで発表している。従業員や地域への感染防止のため長期連休前に休業に入る他、需要減退を受けて2020年5月の稼働も絞る。

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 日系自動車メーカー各社が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により国内拠点の生産調整や休業を相次いで発表している。従業員や地域への感染防止のため長期連休前に休業に入る他、需要減退を受けて2020年5月の稼働も絞る。

 日産自動車は2020年4月21日、稼働日である4月27日〜5月1日の5日間を臨時休業すると発表した。対象となるのは、本社地区、厚木地区、追浜地区、栃木地区などの間接部門1万5000人だ。臨時休業と長期連休を組み合わせて、4月25日〜5月10日まで合計16日間を最小人数で稼働させる。事業継続に最低限必要な業務は、従業員の安全健康管理を徹底した上で継続する。

 ホンダは2020年4月21日、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことに合わせて、原則在宅勤務の実施を全国の事業所に拡大すると発表した。生産ラインは、手洗いや咳エチケット、執務エリアの定期的な消毒などを徹底した上で稼働を継続する。また、4月20日には今後の部品調達の見通しを考慮し、埼玉製作所の狭山工場と寄居工場の生産を一時休止すると発表した。狭山工場の完成車ラインは4月27日〜5月1日の5稼働日、寄居工場の完成車ラインは4月27〜29日の3稼働日で生産休止となる。狭山工場の完成車ラインは、4月16〜17日の2稼働日も生産を止めていた。

 マツダは2020年4月22日、世界各国での外出禁止や小売業の販売停止によって、販売活動への支障が出ており、需要の予測も困難であることから4月27日以降も生産調整を実施すると発表した。

 具体的には、4月27日〜5月1日で国内拠点を休業とする。企業運営上、必要不可欠な業務や、休業と長期連休後の業務立ち上げに必要な幹部社員の作業は、在宅勤務や時差出勤の上で継続する。すでに、東京本社と横浜の研究開発拠点では出社しての勤務を原則禁止とし、在宅勤務と休業を併用してきた。また、広島本社では、公共交通機関を利用する間接従業員を対象に、在宅勤務拡大や自動車通勤、時差勤務、土日出勤や休業などを組み合わせて公共交通機関の利用を80%抑制する取り組みを進めている。

 マツダの国内生産拠点は5月2〜10日の長期連休後、宇品第2工場と防府第2工場で操業を止める。稼働停止日は、宇品第2工場が5月11〜12日、20〜22日、25〜29日、防府第2工場は5月11〜14日、18〜21日、26〜29日。海外生産拠点では、メキシコ工場が4月30日まで、タイ工場4月26日まで生産を停止する予定だが、それ以降の操業予定は現在検討中だという。

 トヨタ自動車は2020年4月20日、既に発表した高岡工場第2ラインと豊田自動織機の301・302ラインの稼働停止期間を3日間増やし、4月20〜28日の7稼働日とすると発表した。

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