連載
» 2011年10月14日 00時10分 UPDATE

公差解析 実践の基本(2):ど根性! 1つ1つの寸法の係数を計算しよう (1/4)

今回はちょっと時間をかけて公差を計算してみた。疑いの目を忘れずに、くじけずに挑戦しよう。途中で居眠りしたら駄目っ!

[岡田あづみ/サイバネットシステム@IT MONOist]

当連載の登場人物

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 前回、ホノさんの会社で設計するサブラック部品の公差解析に挑んだOPT星人たち。ちょっと疲れたので、ガリクソン君を食べながらしばしの休憩です。

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はー、ガリクソン君は何ておいしいんだろうねぇ。疲れたアタマを休ませるにはぴったりだよ。


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確かにちょっと問題が複雑になっただけで、計算の準備だけでも面倒臭くなってきたもんね。今日はキリのいいところまで進めましょ。


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今日は才羽工業も定時退社日だぞ〜い。早く帰ってアフター5を楽しまないとな。今日はスーパーで刺身が特売なんだ。刺身を肴(さかな)に家で焼酎をクイッと〜。……はー、考えただけでたまんないなぁ(わくわく)。


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お、おっさん、妙にリアリティあるな……。


 ホノさんも、OPT星人です。アズーたちよりもずっと長く日本にいるため、心の底から“ニッポンのおっさん”と化しているのです。

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私はこの間、テレビで見たレストランに行きたいな! 取れたて野菜の「ばーかにゃうだ」っていうのがおいしいらしいよ。ねっ、ココ。行こうよ!(わくわく)


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それ、「バーニャカウダ」だと思う。


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ちょっと、アフター5の過ごし方は何でもいいから! 早くホノさんの問題の続きを片付けようぜ(じゃないと肌色クローバーの握手会に間に合わないよ)。


 ハイハイ、休憩終わりっ! さあ、公差解析タイム、再開ですよ。

 前回はピンと穴の間のすき間のバラツキを計算するために、

  1. ポンチ絵
  2. 部品のつながり
  3. (測定する方向を決めて)関連する寸法の抽出

までやってみました。今回は係数の算出からスタートです。

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じゃあまず計算シートの準備だな。最初にX方向からやってみようぜ。図面に番号も振ってみたぞ。


ALT 図1 計算シート(X方向)。今回は寸法が26個!
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       図2 計算シートに振った番号を図面の寸法に記入してみた

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今回のバラツキは3σでやってみよう。公差も入れておいたぞ。


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うぅー、何だか道のりが長そうだ……(遠い目)。ああ、もう、帰ろう。


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急にやる気を失ったわね。ダメよ! さぁ、立ち上がりなさい!!


 鬼コーチとダメ選手、根性で係数を計算です。

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まずは簡単なところから埋めましょ! 今回バラツキを測定するピン付き部品のピン位置(No.3)と、ボックスの取付穴の位置(No.25)は係数1ね!


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そうすると、ピン付き部品の直径(No.4)とボックスの取付穴の直径(No.26)の係数は0.5! あ、ガイドのボックスを受ける幅(No.24)の寸法も0.5だね!


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