「ぶつからないクルマ」は保険料を割引、アメリカンホーム保険が2013年9月から安全システム

アメリカンホーム保険は、同社の個人向け自動車保険「ファミリー自動車総合保険」に、「国内初」(同社)となる「衝突被害軽減ブレーキ装置割引」を導入すると発表した。衝突被害軽減ブレーキ装置とは、富士重工業の「EyeSight」に代表されるプリクラッシュセーフティシステムのことである。

» 2013年07月10日 07時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]
「ぶつからないクルマ」は保険料を割引

 アメリカンホーム保険は2013年7月8日、同社の個人向け自動車保険「ファミリー自動車総合保険」に、「国内初」(同社)となる「衝突被害軽減ブレーキ装置割引」を導入すると発表した。同年9月1日以降に保険期間が開始となる自動車保険契約についての商品改定で実施する予定。

 衝突被害軽減ブレーキ装置割引における衝突被害軽減ブレーキとは、レーダーやステレオカメラなどから得た情報を解析して自動ブレーキを掛け、先行車両との衝突を回避したり、衝突被害を軽減したりすることのできる装置のことを指す。いわゆるプリクラッシュセーフティシステム(プリクラッシュ)である。


 ただしプリクラッシュについては名称が自動車メーカーごとに異なることもあり、割引対象になるものとして10種類ほどの例が挙げられている。

  • トヨタ自動車の「プリクラッシュセーフティシステム」
  • ホンダの「プリクラッシュセーフティテクノロジー」
  • 富士重工業の「EyeSight」
  • マツダの「スマート・ブレーキ・サポート」/「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」
  • 三菱自動車の「衝突被害軽減ブレーキシステム」
  • Volvo Carsの「シティ・セーフティ」
  • Volkswagenの「シティエマージェンシーブレーキ」
  • Daimlerの「PRE-SAFEブレーキ」
  • BMWの「前車接近警告機能(衝突被害軽減ブレーキ付)」/「ドライビング・アシスト・プラス」

 これらの他に、ダイハツ工業の「ムーヴ」が2012年12月の改良時に搭載した「スマートアシスト」なども対象になるとみられる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.