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» 2016年09月06日 11時00分 UPDATE

Windows 10 IoTの「今」を知る:「Windows 10 IoT Core」をMicrosoft Azureに接続する (4/4)

[阿久津良和,MONOist]
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Microsoft Azureにデータを送信する

 それではMicrosoft AzureとWindows 10 IoTの間で通信を行うプログラムを実行してみよう。今回はMicrosoftがGitHubで公開しているサンプルコードの1つ「HelloCloud」を実行する。

 既にGitクライアントをお使いの場合はgit cloneコマンドでリポジトリのコピーを取得するか、Webブラウザ経由でダウンロードしてほしい。

 任意のフォルダに展開したリポジトリ内にあるVisual Studioソリューションファイル「samples-develop\samples-develop\Azure\HelloCloud.sln」をダブルクリックで開き、Visual Studio 2015を起動。さらにAzure IoT Hubにアクセスするためのクライアントライブラリ「Microsoft.Azure.Devices.Client」をインストールする。

 この際いくつかのパッケージをインストールするため、ライセンス条項に同意する必要があるので、<ライセンスの表示>をクリックして確認してから<同意する>ボタンを押してライブラリをインストールしてほしい。

photo13 <ツール>メニュー→<NuGetパッケージマネージャー>→<ソリューションのNuGetパッケージの管理>と順にクリックする
photo14 <参照>タブに切り替えてからテキストボックスに「Microsoft.Azure.Devices.Client」と入力。新しいバージョンをクリックで選択してから、プロジェクトのチェックボックス→そして<インストール>ボタンと順にクリックする

 ただし、コードをそのままコンパイルしても動作しない。前述したDevice Explorerと同じく、Microsoft Azureと通信する際に必要な、デバイスIDと接続文字列、Azure IoT HubのURLが必要だ。

 ソリューションエクスプローラーで「MainPage.xaml.cs」を開き、SendDeviceToCloudMessagesAsync()の直下に文字列「iotHubUri」「deviceId」「deviceKey」として与えてやる。後は前回の記事を参考にターゲットをRaspberry Pi 3に変更し、コンパイル&アプリケーションを実行すればよい。

photo15 ソリューションエクスプローラーを展開して「MainPage.xaml.cs」を開き、SendDeviceToCloudMessagesAsync()にURLやデバイスID、接続文字列を追加する
photo16 ターゲットをRaspberry Pi 3に変更して、プロジェクトをビルドする

 実際に送信したメッセージを確認するには、Azure IoT Hubに送られたメッセージの内容を受信するDevice Explorerを使用する。<Data>タブに用意された<Monitor>ボタンを押すと、SendDeviceToCloudMessagesAsync()で定義済みの文字列「Hello, Cloud!」が確認できれば成功だ。

photo17 Device Portalから<Apps>を参照すると「HelloCloud」が実行中であることを確認できる
photo18 「Device Explorer」の<Data>タブにある<Monitor>ボタンをクリックすると、Azure IoT Hubに送信したメッセージを確認できる
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