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» 2019年02月13日 15時00分 公開

CAEニュース:ANSYS 2019 R1の熱流体解析製品は使い勝手の向上と日本語化に対応 (2/3)

[小林由美,MONOist]

ドラッグアンドドロップへの対応など

 Fluentはcasファイルやdatファイルがドラッグアンドドロップで読み込める。ツリーの設定データを他セッションにドラッグアンドドロップすることも可能だ。境界条件とレポート定義、Expression、グラフィックスオブジェクトにも対応する。形状違いなどさまざまなバリエーション検討において作業効率を向上して、かつ入力ミスも抑制できるとしている。

ドラッグアンドドロップの機能について(出典:アンシス・ジャパン)

 新機能の「Watertight Workflow」は直訳すれば「水漏れのないワークフロー」といった意味であり、「Watertight」はおおよそ「3Dモデルがデータ的にきれいな状態(穴がない状態)」を示す。さまざまなツールで作られた3Dモデルのクリアランス定義の差異を自動的に修正しながらデータを読み込み、安定した自動メッシングや計算処理へとつなげる仕組みだ。

Watertight Workflowについて(出典:アンシス・ジャパン)

 同社のメッシング技術「Mosaic」についてもさらに改良し、特に200万セルを超えるようなメッシュ処理において計算速度をアップし、並列化オプションにも対応した。

パラレルへクスポリのボリュームメッシング

 他、MaxwellのEdy CurrentソルバーとFluentの定常および非定常計算を連携させた誘導加熱解析、浸食(エロ―ジョン)解析への対応などを挙げた。また「GEKO(Generalized k-omega)」による乱流モデルのコントロールが可能で、異なるアプリケーションで解析する場合には1つのコアモデルだけで対応できる。さらに壁面応力のエクスポートにも対応する。

誘導加熱解析(出典:アンシス・ジャパン)
浸食(エロ―ジョン)解析(出典:アンシス・ジャパン)
乱流モデル(出典:アンシス・ジャパン)
壁面応力のエクスポート(出典:アンシス・ジャパン)

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