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» 2020年11月16日 10時00分 公開

3D CADで設計の総仕上げ!! 動きや質感まで確認してみよう/そして、次のDIYへステイホームでDIYを極める! 玄人志向なモノづくり(4)(2/4 ページ)

[藤崎 淳子/Material工房・テクノフレキス,MONOist]

剛性ジョイントで固定する

 コンポーネント化したカメラ固定台とスライドユニットを、[アセンブリ]メニューの[剛性ジョイント]で固定します。これにより、リニアシャフト、スライドユニット、カメラ固定台の3部品の間で、前述のスライダモーションと剛性モーションの2種類のジョイントが成立した状態になります。

スライダモーションと剛性モーションの2種類のジョイントが成立 図10 スライダモーションと剛性モーションの2種類のジョイントが成立 [クリックで拡大]

 カメラ固定台をマウスでドラッグして、シャフト固定台と接触する位置までスライドさせます。「カメラ固定台が端に寄ったときに、シャフト固定台と面一(ツライチ)になるように」という計画通りになっていることが確認できます。ちなみに、もしここで「やっぱり、リニアシャフト固定台はもう少し高くしようかな」と思ったら、履歴をさかのぼってモデルを修正すればOKです(必要であれば任意に調整してください)。

カメラ固定台の動きを確認 図11 カメラ固定台の動きを確認 [クリックで拡大]

材料を設定して、完成イメージに近づけていく

 構想段階で「この部品はこの材料で作ろう」というめどを立てましたね。だったら、せっかく3D CADで設計を作り込んでいるので、各部品の「材料プロパティ」を修正して、構想に合ったモデルに仕上げておきましょう。まずは、カメラ固定台から着手します。

 ブラウザでカメラ固定台の[物理マテリアル]を開き、ライブラリから[アルミニウム 5052]を選んで、マテリアルのアイコンをドラッグ&ドロップでモデルに当てはめます。この「アルミニウム 5052(A5052)」という材料は、切削加工用アルミ合金として最も汎用(はんよう)的な材料なので、ぜひ覚えておいてください。

カメラ固定台に材料を設定する 図12 カメラ固定台に材料を設定する [クリックで拡大]

 材料を指定すると、モデルの外観も変化します。

モデルの外観も変化する 図13 モデルの外観も変化する [クリックで拡大]

 また、アルミニウムに“有色アルマイト”を施すとおしゃれな外観になります。そんなつもりで外観を調整してみると、このようなイメージになります(これは赤アルマイト)。

赤アルマイトを施してみた状態 図14 赤アルマイトを施してみた状態 [クリックで拡大]

 このように、他の部品についても物理マテリアルや外観を調整し、出来上がりのイメージを作っていきます。

その他の部品にも物理マテリアルを設定し、完成イメージに近づけていく 図15 その他の部品にも物理マテリアルを設定し、完成イメージに近づけていく [クリックで拡大]

 さらに[レンダリング]を実行すると、よりリアルな質感を味わえます。

レンダリングした状態 図16 レンダリングした状態 [クリックで拡大]

 この段階に至ってもなお、「土台板の角を丸くしようかな」だとか、「シャフト固定台のアクリルの角は面取りしよう」だとか、果ては「やっぱり、もう少し可動ストロークを伸ばそうかな」など、いろいろテコ入れしたくなるかもしれません。そうしたら必要な修正をして、納得がいくまで設計を詰めればよいのです。そして、設計が完成したら次は「実践」ですよね。この続きは、ぜひ皆さんの手でチャレンジしてみてください。

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