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» 2020年11月11日 11時00分 公開

ブリヂストンの研究開発拠点はここから始まる、技術ショールーム「BIG」レポート研究開発の最前線(4/4 ページ)

[朴尚洙,MONOist]
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「HOW WE CREATE」

 「WHAT WE OFFER」から続いて2階にある「HOW WE CREATE」は、創造と共創をテーマに、ブリヂストンの進める共創やイノベーションを体験できる展示エリアになっている。従来のBridgestone TODAYにはなかった機能だ。

 現在は、安全で快適なモビリティ社会に貢献する「NVHソリューションシミュレーター」、サイホン原理を応用した新たな排水システム、障がい者を支える人工筋肉や義足用ソール、東京オリンピック・パラリンピックのトラック競技用自転車などの他、タイヤパターンの試作を行う上で重要な役割を果たすグルービング技術や、ゴムと樹脂を分子レベルで結び付けたポリマー「SUSYM」などが展示されている。「事業を広げる上でさまざまな企業との共創が必要になるであろう技術、ブリヂストンが持つ他社にないであろうとがった技術を展示している。これらをBridgestone Innovation Parkに来たゲストが目にしたときに、われわれでは思い付かないアイデアが出てくるかもしれない。そういった期待を込めてこの展示エリアを作った」(ブリヂストンの説明員)という。

「HOW WE CREATE」の入り口NVHソリューションシミュレーター 「HOW WE CREATE」の入り口(左)と続いて展示されている「NVHソリューションシミュレーター」(右)(クリックで拡大)
サイホン原理を応用した新たな排水システム人工筋肉や義足用ソール サイホン原理を応用した新たな排水システム(左)と人工筋肉や義足用ソール(右)の展示(クリックで拡大)
東京オリンピック・パラリンピックのトラック競技用自転車 東京オリンピック・パラリンピックのトラック競技用自転車(クリックで拡大)
グルービング技術SUSYM グルービング技術(左)と「SUSYM」(右)の展示(クリックで拡大)

「WHERE WE GO」

 「HOW WE CREATE」を出て再度1階に降りると、最後の展示エリア「WHERE WE GO」がある。ブリヂストンが今後に向けて開発を続けている製品や技術を展示しており、最初のスペースでは廊下の壁面をスクリーンとして同社の将来に向けた技術開発に関するイメージ映像が流される。

「WHERE WE GO」の入り口廊下の壁面をスクリーンにしたイメージ映像 「WHERE WE GO」の入り口(左)と廊下の壁面をスクリーンにしたイメージ映像(右)(クリックで拡大)

 廊下を出たところに展示されているのは、JAXAとトヨタ自動車などと共同で開発を進めている月面ローバ用タイヤや、特殊形状スポークで空気充てんが不要なタイヤ「AirFreeConcept」、東京大学などと開発中のワイヤレス給電インホイールモーター、ソーラーカーレース「World Solar Challenge」に供給する超低燃費タイヤ「ologic」などだ。

月面ローバ用タイヤ(左)と「AirFreeConcept」を装着した自転車(右) 月面ローバ用タイヤ(左)と「AirFreeConcept」を装着した自転車(右)(クリックで拡大)
ワイヤレス給電インホイールモーター超低燃費タイヤ「ologic」 ワイヤレス給電インホイールモーター(左)と超低燃費タイヤ「ologic」(右)(クリックで拡大)


 2020年11月21日から一般公開するBIGは、自由見学であれば来館事前予約は不要だ。ガイドツアーを申し込む場合は公式Webサイトで予約する必要がある。開館時間は10〜16時、開館日は月曜〜土曜となっている(当面は新型コロナウイルス感染症対策のため、入場時には来館者情報登録が必要)。

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