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» 2013年09月03日 10時00分 UPDATE

危機管理産業展2013【特別企画】:無線機で画像伝送を実現! 独自LSIで新領域を開拓するニューゾーン

アミューズメント機器向けグラフィックスLSIで高いシェアを誇るアクセル。その100%出資会社ニューゾーンをご存じだろうか。“新たな市場創出・新領域の開拓”を使命に、現在、狭帯域無線通信環境におけるデータ伝送を実現するためのユニークなLSI開発を手掛けている。本稿では、高度なLSI技術を核とするニューゾーンの取り組み、そして、2013年秋から順次リリースを予定している製品展開について紹介する。

[PR/MONOist]
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新たな市場を創出する、それがニューゾーンの使命

ニューゾーン 取締役副社長の金山信夫氏 画像1 ニューゾーン 取締役副社長の金山信夫氏

 「誰も手掛けていない新領域に対し、積極的にアプローチしていきたい」――。こう語るのは、ニューゾーン 取締役副社長の金山信夫氏だ。アミューズメント機器向けグラフィックスLSIで高いシェアを誇るアクセル。その100%出資会社ニューゾーン。金山氏の言葉、そして、その社名が示す通り「既存市場にとらわれない新市場の創出。将来性のある市場の先行開発」こそが、ニューゾーンの使命である。

 ニューゾーンは、アクセル譲りの高度な半導体技術を武器に、現在2つのLSIの開発を手掛けている。1つは、狭帯域無線通信環境における画像伝送に最適な高圧縮コーデック内蔵グラフィックスLSI「NZ101」。もう1つが、2013年度中に開発完了予定のデジタル簡易無線用LSI「NZ201」だ。

 これらLSIから分かる通り、ニューゾーンが「開拓の余地あり」と注目したのが“狭帯域無線通信環境における画像データ伝送”である。「LSI技術を核に、ニューゾーンは将来性のある潜在市場に対し、新たなビジネス価値を提案していく」(金山氏)。

圧縮/伸長をワンチップで! 高圧縮コーデック内蔵グラフィックスLSI「NZ101」

 「NZ101」が担うのは、防災無線や業務用無線といった狭帯域な無線通信環境での画像伝送を実現する高圧縮コーデックだ。現在、高速・大容量な通信環境が一般化し、高画質な画像のやりとりが当たり前のように行われているが、ニューゾーンはその逆を行く。

 「現状、狭帯域での画像伝送はほとんど活用されていない。だが、『百聞は一見にしかず』ということわざの通り、“目で画像を確認できる”ことで、使い方が大きく変わる。例えば、音声トランシーバのような装置に、画像の圧縮/伸長を1チップで行える『NZ101』を組み込めば、音声と画像の伝送を1つの無線で実現でき、より正確な状況確認が可能になる」と金山氏は説明する。

「監視」「安全管理」「見守り」を実現する狭帯域静止画伝送ユニット/ボード

 ニューゾーンは、この「NZ101」を搭載した狭帯域静止画伝送ユニット「リモート監視ステーション(NZ103U)」を開発する。筐体前面の操作パネルから画像/データ伝送の送受信操作や条件設定などが行え、カメラやセンサー、モニター、無線機などを接続すれば、リモート監視アプリケーションとしてすぐに利用できる製品だ。同時に、「NZ103U」の基本機能を備えた組み込み用途向け基板「リモート監視ボード(NZ103B)」もリリースする。

NZ103B 画像2 組み込み用途向けボード「リモート監視ボード(NZ103B)」

 「NZ103U/NZ103B」の用途としては、農地などの広大な敷地における見回り・監視、建設現場などの作業管理、河川・斜面の異常監視といった「監視」「安全管理」「見守り」だ。また、既に「NZ103B」の仕様を一部変更した静止画伝送基板が、バス会社の「バス乗降状況確認装置」に採用されている。「乗降センサーだけでは利用者数のカウントしかできないが、このユニットを用いれば個人の利用区間、つまり“人の流れ”を正確に把握できる。乗降時に撮影する画像データは50分の1に圧縮され、携帯電話網を利用して本部へ送信される」(金山氏)。

バス乗降状況確認装置 画像3 狭帯域静止画伝送の活用イメージ。「NZ103B」の仕様を一部変更した静止画伝送ユニットが、バス会社の「バス乗降状況確認装置」に採用された。

無線機器の小型化・低コスト化を実現する、デジタル簡易無線用LSI「NZ201」

 そして、ニューゾーンのビジネス展開に欠かせないもう1つの柱が、現在開発中のデジタル簡易無線用LSI「NZ201」である。

 デジタル簡易無線は、低コストで運用できる無線通信として注目され、総務省が中心となり、デジタル化への移行が進められている(完了期日2022年11月30日)。「簡易無線のデジタル化によるメリットは、デジタル化でチャネル数が倍増することと、デジタルデータの伝送にある。音声に加え、画像やセンサーデータなど、簡易無線で取り扱いできるデータの種類が増えれば、そこから新たな利用やビジネスが生まれてくる」と金山氏。

 さらに、既存のデータ伝送の代替手段としてのメリットも考えられる。総務省は災害発生時に備え、行政機関や自治体などに、複数の情報伝達手段を保有するよう指導している。「携帯電話網や衛星通信などを用いた画像伝送は行われているが、既存の簡易無線では、それがほとんど行われていない。デジタル化により、画像を始めとする各種データのやりとりが簡易無線でも実現できるようになる」(金山氏)。

機器への組み込みを意識したコンパクトサイズのデジタル簡易無線モジュール

 無線機器の小型化・低コスト化を実現する「NZ201」の開発と併せ、ニューゾーンは「NZ201」搭載製品として、「M2M向けデジタル簡易無線機(NZ211M)」の開発も進めている。これは、400MHz帯でのデジタルデータ通信用途を目的とし、農地などからのフィールドデータや静止画の伝送、遠隔監視を実現するM2M用途に適したデータ通信用無線モジュールである。

NZ211M 画像4 銀色のボックスが「NZ211M」の試作機である。製品化の際はさらに小型化したモジュールとして提供される。

 「『NZ211M』は機器への組み込みを意識し、デジタル簡易無線に必要な機能をコンパクトにまとめた製品。各種センサーなどと連携させて計測値を伝送したり、『NZ103U/NZ103B』と組み合わせて静止画を伝送したりするシステムを容易に構築できる。トンネルや橋梁など、交通インフラの安全管理問題に対しても安価に監視システムを実現できるだろう」(金山氏)。



 本稿で紹介したユニークなLSIを搭載した製品の数々を、直接見られる機会が間もなく訪れようとしている。ニューゾーンはアクセルとともに、2013年10月2〜4日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2013」に出展する。

 会場では両社による「災害対応型デジタルサイネージ機能搭載自動販売機」のデモの他、各種センサーからの計測データをデジタル簡易無線機「NZ211M」で管理用端末に伝送するデモや、近接センサーをトリガーにカメラ撮影し、その画像データを高圧縮しデジタル簡易無線で送信する「NZ103U/NZ103B」と「NZ211M」を組み合わせたデモも実演する予定だ。

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提供:株式会社アクセル
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2013年10月4日

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